蒲生高郷公室 佐治氏法要と茶会 in 日野町寺尻長徳寺

 12月1日(日)寺尻長徳寺で、照井佑佳副住職によって長徳寺開基位牌開眼法要並びに茶会が行われました。

 佑佳さんは無住だった長徳寺に入られたとき、蒲生高郷公の室佐治氏の位牌が無かったことから、位牌をお作りしたいと思われ、その位牌が完成し位牌開眼法要となりました。

佐治氏は氏郷公の曽祖父にあたる蒲生高郷公の室で、中野城築城や現在の日野の町の原形を作った蒲生定秀公の生母にあたります。

 高郷公の菩提寺摂取院や賢秀公の菩提寺法雲寺の住職も列席され、信楽院からはお花が供えられました。

佐治氏は、3世後に名将蒲生氏郷を生む基盤を作られた方であり、蒲生氏郷公顕彰会からも奥田会長を初め、理事・役員が列席しました。

 法要の後お茶会があり、蒲生家とも関係が深い儀我家に伝わる床の間の軸が飾られ、西村さんが解読して説明されました。

それによると、上段の文書は越前の朝倉景恒から蒲生賢秀に送られた文書で、氏郷は信長に従い朝倉攻めで武功を挙げますが、賢秀の時代には朝倉氏と親密な関係だったという事が分かる貴重な古文書です。

下段は安土城築城時、堀秀政が氏郷に宛てた築城工事に関わる文書で、信長家臣の作業の様子が伺えます。

蒲生家に尽くされた高郷公の室を偲んで、お茶を頂きながら蒲生家についてしばし懇談しました。(記 福永保)

蒲生氏郷公顕彰会 日野

滋賀県蒲生郡日野町で活動している顕彰会のホームページです。

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