鶴千代クラブ学習会 第18回「水口城、大池寺、水口岡山城 見学」
11月24日、鶴千代クラブ第18回の学習会(本年度第3回目)を開催しました
夏休みの第17回、関ヶ原古戦場めぐりは、メンバーの都合がつかなくて、残念ながら中止になりましたが、今回はメンバー3名と指導者2名の5人で実施することができました。
日野町林業センター前を出発して、まずは水口城資料館です。
ここは、徳川幕府三代将軍家光するために立てられたするために建てられた御殿です。作事奉行は小堀遠州。京都の二条城を少し小ぶりにしたような見事な御殿が築かれていたとのこと。
次の水口歴史民俗博物館では、水口祭の曳山に関するものが数多く展示されており、日野祭りや県内のほかの曳山などとの違いや共通点などを比べることができました。
水口城に関連して、おなじく小堀遠州が作庭した蓬莱庭園のある大池寺(だいちじ)にも足をのばしました。紅葉の季節で、多くの拝観者の皆さんで賑わっていました。
紅葉の映えた庭園や甲賀三大仏の一つ釈迦如来像など、見どころの多い寺院でした。
師走なみの寒気ということで、今回はお弁当でなく、水口平和堂のフードコートで昼食休憩にし、午後は水口岡山城跡に向かいました。ここは、豊臣秀吉の命で中村一氏が築いた城です。
中村一氏、増田長盛、長束正家、と城主が代わり、関ヶ原の戦いで敗れた西軍に属していた長束正家が日野町桜谷で切腹したあと廃城になりましたが、石垣や虎口の跡などがはっきりと残り、山全体を城塞化したあとがよくわかりました。
また、頂上からは琵琶湖や湖西方面、伊吹山から湖北方面など、近江全体が見わたせる展望があり、水口岡山城の立地条件の良さが感じられました。(記 若林正秀)
水口城の出丸にある角櫓 資料館になっています。
狭間が設けられた塀
丸狭間
水口城出丸の石垣
水口城本丸復元模型
水口城址表札
本丸に向かう大手門 本丸は現在グランドになっています。
水口城資料館
水口城の歴史を動画で学びました。
水口城址出丸の前で
甲賀市水口歴史民俗資料館 水口城から徒歩5分
水口祭の曳山一覧
曳山模型の展示
水口城下町の地図
日野祭の紹介も。
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滋賀県各地の祭りについても紹介されています。
城下町水口の文化・産業を伝えるさまざまな展示物があります。
水口出身の明治時代の代表的書家 巌谷一六・小波 親子の記念室
大池寺(だいちじ)山門
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仏殿
本尊の釈迦如来 天平時代 行基菩薩によるものと伝えられています。
蓬莱庭園は江戸初期寛永年間の小堀遠州の作として伝えられています。
蓬莱庭園 サツキの大刈込 6月初旬が見頃です。
“七福神”が宝船(蓬莱船)に乗っている姿を表現
お庭の景色を堪能できました。
仏殿前の茶室 松濤庵(しょうとうあん)
大池寺 山門の前で
国指定史跡 水口岡山城 登り口
1585年 豊臣家臣 中村一氏による築城 甲賀の抑えとして築かれる。
西側斜面から登城
西の丸跡の展望台 天翔の櫓に到着
水口城下を一望
残存する石垣 当時は本丸全体が石垣で囲まれていたとされます。
これらの石垣は江戸時代に水口城に転用されたと伝わります。
本丸に到着
山頂部の5つの大曲輪と山麓の無数の曲輪群
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