令和7年度 蒲生氏郷公顕彰会総会開催報告
4月12日(土)、令和7年度の蒲生氏郷公顕彰会総会が日野公民館で開かれました。
今年は、広く一般の人にも氏郷の事績にふれて頂こうと、講演会を先に行い、引き続き会員による総会に移るという構成にしました。
会員外の参加は7名にとどまりましたが、内3名が入会してくれました。
今年初めての試みでしたが、今後も広く門戸を開き、より多くの方に氏郷公のことを知って頂く機会にしたいと思います。
今年の講師は、「近江日野谷 蒲生一族の戦国」の著者である郷土史研究家の丁野永正氏にお願いしました。
江州音頭普及にも尽力されている丁野氏の伝手で江州音頭家元、真鍮家分好(しんちゅうや ぶんこう)一門の皆様に出演頂き、総会に華を添えて頂きました。
真鍮家文好一門による江州音頭は、おなじみの江州音頭のメロディーに乗せ、氏郷さんのさまざまなエピソードを織り込んでその生涯を語る様に仕立てられています。氏郷さん関連の歌詞と画像が背後のスクリーンに映し出され、鳴らし物も加わった本格的な音頭でした。
丁野氏の講演は、氏郷の生涯については音頭の方に譲るということから、おもに氏郷以前、「蒲生氏の出自」「蒲生一族の形成」「近江守護、佐々木六角・京極氏」「貞秀と音羽城」「定秀と日野城」などを中心に話して頂きました。
今までの定説と異なる考え方もあって、興味深い内容の講演でした。
総会は、安田寛次教育長と谷成隆県会議員を来賓にむかえ、事業や会計についての議事が提出され、事務局提案の通り承認されました。
奥田会長や安田教育長のあいさつの中でもふれられていましたが、次世代を担う若者や児童・生徒の皆さんに、私たちが今までに積み上げてきたものをいかに継承していくかが、これからの課題としてあると思いました。
余談になりますが、一般受付に横浜市から来られた蒲生さんとおっしゃる方が、親子二人で見えられました。お祖母さんが会津出身ということで、何かの縁があるかもしれないと、こちらの氏郷さんゆかりの地を廻られるとのことです。氏郷公顕彰会にも入会してくださいました。
文:若林正秀
真鍮家文好一門チャンネル【公式】:https://youtube.com/shorts/82UTEK3diMc?si=2dDD3hpA-XXfURyp
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真鍮家文好一門による江州音頭
真鍮家文好さん
「蒲生氏郷伝記音頭」をご披露いただきました。
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